免疫とは、身体に侵入してきた害があるものに対して、それを体内で無害にしたり体外に排出させるために働くシステムです。
しかし、花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの方は、本来ならば無害であるのもの(アレルゲン)を免疫細胞が敵とみなしてしまう過剰反応が起きている状態になってしまっています。
アレルゲンは、スギ花粉やヒノキ花粉、ハウスダストなどがあります。
免疫細胞は、これらの姿かたちを敵と勘違いして記憶していていて、身体に入ってくると排除しようと闘います。
闘い=炎症反応
炎症反応→鼻水・鼻づまり・かゆみ・目の充血・咳など
では、なぜ本来無害なものなのに反応してしまうのでしょうか?
免疫は、私たちの身体に敵(菌やウィルスなど)が侵入しないように絶えず監視して私たちを守ってくれています。
とても優秀な戦士たちなのです。
では、もし私たちの身体の中に”もっと守りを強くしないといけない部分”があるとしたらどうでしょうか?
その場合、戦士たち(免疫細胞)は更に目を光らせて異物に敏感になり、体外からの無害な侵入者(花粉など)を敵と勘違いして攻撃しようとすると思いませんか?
”もっと守りを強くしないといけない部分”とは、生まれつき弱かったり、使いすぎて疲労していたりする部分のことです。
ですので、花粉症などのアレルギー反応が起きる方は、体内のどこかに弱っていたり疲労していたりする臓腑があると考えてよいでしょう。