甲状腺機能低下症・橋本病は、自分の甲状腺を自分の免疫が攻撃してしまうという、自己免疫疾患の一つです。
甲状腺を免疫が攻撃すると、甲状腺の細胞に炎症が起こり、正常な働きが出来る細胞が減ってしまい、甲状腺ホルモン(T3、T4)の量が減ります。
その結果、血液には、甲状腺ホルモンの分泌を促す甲状腺ホルモン刺激ホルモン(TSH)がたくさん分泌され、異常な数値となるのです。
これを簡単に言い変えると、
”免疫のバグ”
です。
結果、体中の代謝が悪くなり、ひどいむくみや冷え性、お肌のかさつき、すぐに疲れる、精神的な落ち込み
などが現れます。
原因は、不明と言われていますが、
私の場合で言いますと、体質的に元々疲れやすかったり、太りやすかったりしたので、素因(もともと持っている性質)はあったと思いますが、
やはりきっかけは
”極度なストレスと疲労”
だったのを、よく覚えています。
あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか?
甲状腺ホルモンの調整を行っている中枢は、
”視床下部”
で、これは、脳の真ん中あたりの間脳というところにあります。
ここは、生命活動の中枢で、自律神経の働きをつかさどっている部位と言われています。
ですので、身体がストレス(精神的・肉体的)を受けた時に、それに打ち勝てるよう働きかけるのがこの”視床下部”なのです。
しかし、ストレスがかかり続けると、視床下部も疲労してしまい、正常な働きが出来なくなってきます。
ですので、身体を健やかに保つには、細胞の炎症を抑えながらストレスを上手に調節することが、ポイントの一つとなります。
当院の経絡治療は、自律神経に働きかけ、このポイントを押さえたケアをすることができるのです。
甲状腺は、身体の代謝のすべてに関わっており、身体を調整し、疲労やストレスを減らすことで、甲状腺にも働きかけることが出来ます。
そうすることで、免疫のバグを抑えて、甲状腺機能低下症・橋本病が発症する前と同じような
”元気な私”
に近づけていきませんか?