経絡(けいらく)とは、経脈(けいみゃく)と絡脈(らくみゃく)の総称である。
「経」は、まっすぐな縦糸を意味し、まっすぐな道を表しており、経脈は身体を縦に流れる経穴の道である。
「絡」は、糸でつなぐことを意味し、経脈と経脈を横につなぐ役割をしている部分であり、絡脈は全身に網目のように分布している。
経脈は、身体の決まった部分に分布するだけでなく体内に深く入り、臓腑に連なっている。
絡脈は、体表に多く分布し、経筋(経絡に沿った部分にある筋肉)と皮部に連絡している。
『新版 東洋医学概論』(医道の日本社)より抜粋